語源 (4): 言って得する「日本語の語源」

2011年06月07日

こたつ


6月になり日本は梅雨ですね。
我が家でも、ようやくコタツをしまいました。(おせーよ)
だって、寒かったでしょ。

そんなこんなで、今日のテーマは「こたつ」です。
漢字表記は古くは「火榻」とされ、「火燵」「炬燵」もありますが、
実は中国語にはありません。日本独特の表記です。
室町時代の禅寺の僧によって発想され作られたといわれています。

語源は、こたつのやぐらの部分が、牛車を降りるときに使う
榻(しじ)と呼ばれる踏み台に似ていることから
椅子などの道具につけられる接尾語「子」をつけて禅僧が唐音で
呼んだ「火榻子(クヮタフシ)」と考えられています。

牛車の絵の右端に写っている台が榻(しじ)です。
180px-Gissya.png
これが、コタツの語源だったんですね。意外です。
posted by 語源な人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 語源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月04日

チャラチャラ

大河ドラマにて。秀吉がイチャイチャしていた若くて派手な側室を
正室「おね」と側室「松の丸」が「チャラチャラしている」
という言葉で表現していました。

チャラチャラという言葉は、三省堂「新明解国語辞典」には、
ちゃらちゃら(副)
@小さな薄い金属性のものが触れ合ったりして鳴る様子を表す。
A安手で派手な服装をしている様子や、浮ついた振舞をする様子を表す。

とありました。

現代では「チャラ男」という言葉をよく耳にしますが、
あの時代に現代と同じようなAの意味で存在していたのですかね。
気になったので、いろいろと調べてみました。
すると「ちゃら」という言葉が、「でたらめ、でまかせ」という意味で
江戸時代、18世紀前半の洒落本に登場しています。
この時代には、すでにAの意味で存在していました。

もともとは@のような擬音語が語源で、Aに派生したという説が
一般的と言われていますが、洒落本よりも100年以上前の
秀吉の時代にAの意味で存在していたかというと定かではありません。
ちょっと、脚本が無理をしたかもしれませんよね。
posted by 語源な人 at 17:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 語源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

馬(ウマ)の語源なんて、まったく気にしたことがなかったのですが、
先日、日本ダービーをテレビ観戦してふと思い立ち、
語源を調べてみることにしました。そうしたら、意外や意外。
なかなか興味深いことが出てきました。

「馬」という動物が日本の文献に登場するのは、
なんと日本書紀でした。当時、交易があった朝鮮半島の
「百済」から献上されたとの記述があるそうです。
そんな馬の「ウマ」という音は、呉音の[ma]に由来し、
[ma]の頭字音[m]が強調され[mma]となり「ウマ」と
発音されるようになったと言われています。
このように、当時の中国語の音が「ウマ」という音の源に
なっていますが、ここまでは想定内ですよね。

しかし、ここからがメインです。
中国語[ma]、韓国語[mar]、モンゴル語[mori]、満州語[morin]、
トルコ語[mare]。さらに、英語[mare(牝馬)]のように、数多くの
言語における馬をあらわす”音”に、/ma/が含まれているのです。
このようになったワケは、遊牧騎馬民族の言語が元となり、
ユーラシア大陸において広まったためと考えられています。
どの民族の言語かは、未だに明らかではないようですが、
歴史的ロマンがありますよね。
posted by 語源な人 at 00:00| 東京 ☔| Comment(14) | TrackBack(0) | 語源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。