上戸(ジョウゴ) 下戸(ゲコ): 言って得する「日本語の語源」

2011年06月18日

上戸(ジョウゴ) 下戸(ゲコ)

「泣き上戸」「笑い上戸」のように「上戸(ジョウゴ)」というのは
お酒が飲める人、お酒が強い人に使われます。
一方で、酒が弱い人は「下戸(ゲコ)」ですよね。
では、どうして「戸」がつくのでしょうか。
そんなような質問を受けるのが、私の職業。
それを調べなくてはいられないのが「職業病」です。

この「上戸」「下戸」は、律令制度の時代にさかのぼります。
今から1300年余りも前の時代。
701年大宝律令発布後の税収システムが起源です。
当時、課役(課税対象者)が一家に6人以上いる家庭を「上戸」、
4人〜5人の家庭を「中戸」、3人以下の家庭を「下戸」と呼び、
納税額を元に階層が存在していたようです。

その家族の結婚式で飲まれるお酒の量が「上戸」の家では8瓶、
「下戸」の家では2瓶であったことから、
お酒を飲める人のことを「上戸」、飲めない人のことを「下戸」と
言うようになったそうです。

もとは、家の階層によって飲める酒の量から、
体が酒をどの程度受け付けられるかという目安に変わっていったんですね。

ちなみに、上戸彩さんのルーツは上流家庭だったのですかね。
ueto.jpg

posted by 語源な人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 語源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほう!面白いですね。
授業でもこんな風に教えてらっしゃるんですか?
Posted by Janee at 2011年06月19日 00:18
東大の学生って、好奇心がすごいから、この種類のものは必ず質問が出るのよ。で、答えられないものは、毎回ボクの宿題になるの(^^)
Posted by 豪腕浜地鰤 at 2011年06月19日 02:15
お〜〜〜〜、そういう意味か〜。
確かに戸って字が酒と関係ないなって思ったんですけど、なるほどね〜。
階層なんですね。
そんな階層があったのも知りませんでした。

で、このお姉さん誰?
うそうそ!名前くらいは知っていますよ。
Posted by マナブ at 2011年06月20日 01:33
マナブくん 言葉って歴史の香りがするから面白いよね。特に、「戸」は奈良時代がルーツだなんてすごいね。
Posted by 先生 at 2011年06月20日 11:05
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/210416493

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。