道楽: 言って得する「日本語の語源」

2011年05月17日

道楽

「かに道楽」の道楽とは、どんな意味があるのでしょうかね。
ドラ息子の「ドラ」やドロボウの「ドロ」も、
この「道楽(ドウラク→ドラ)」が語源という説があるそうです。
よく、「道楽者の馬鹿息子」なんて聞きますよね。耳が痛いです。

しかし、実際のところは意外にも高尚な言葉でした。
「道楽」とは、もとは仏教用語で「ドウギョウ」と読むそうです。
「道楽」の「楽」は「願」と同じ意味で、「仏の道を願う」というのが、
「道楽」のもともとの意味とされています。
それが、『法華経』に「道を以て楽を受く」とあるように、
道を修めてから得られる「楽」という結果の悦びを表すようになります。
それが、現代に通じ、「道楽」は趣味としての楽しみという意味を持ち、
度を越した放蕩を繰りかえすということにも使われています。

ただし、仏典では、「楽」には、「道楽(ドウギョウ)」と「俗楽」の「楽」が
2種類あるとあり、刹那的な俗楽におぼれることなく、
迷妄を脱して、仏道を願い求めていかなくてなはならないと説いています。

なかなか、「道楽」の境地には、達せませんよね。
目の前にある「欲」や「楽(俗楽)」からの誘惑にすぐ負けてしまいます。
負けないようになりたいんですが、厳しいでしょうね。
posted by 語源な人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 語源 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!

道楽に、仏教の要素があったとは、知らなかったです。

日本語は、奥が深いですね!勉強になりました。( ̄∀ ̄)
Posted by ネコ at 2011年05月17日 18:05
ネコさん
まさか、道楽が修行の意味とは驚きましたよね。本当に日本語は奥が深いです。だから、面白いんですよね。
Posted by 語源な人 at 2011年05月17日 21:11
かに道楽、あの動く看板が好きです(笑)
練馬にもありますね。

道楽者って言うとあんまり良い意味じゃないですけど、本当は高尚なんですね。
でも確かに道楽も極めれば崇高なものですものね。

競馬を極めますか(笑)
Posted by マナブ at 2011年05月18日 03:06
マナブくん
なるほど!!競馬も極めれば「仏の道」悟りを開く境地に行けるんですね。これも崇高な道楽ですね。
Posted by 先生 at 2011年05月18日 17:54
今まで拝見してたんですけど、コメントは初めてです。どきどき。

私も目の前の「欲」と「楽」に連戦連敗です。どうすれば勝てるんだろう?
Posted by Janee at 2011年05月19日 01:08
欲と楽には、勝ったことがないなあ。僕は昔、古文の先生に、煩悩が216個あると言われたことがあるくらいだから。
Posted by 剛腕浜地鰤 at 2011年05月19日 17:17
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